創業地に感謝のカンロ飴寄贈 幼稚園や高齢者施設に配布へ 山口・光
今年も、創業地に感謝のカンロ飴(あめ)――。菓子メーカーの「カンロ」(本社・東京)は創業の地で、現在も主力工場を置く山口県光市にカンロ飴など7種類3456袋を寄贈した。寄贈は創業80周年を迎えた1992年から始まり、33回目。市内の保育園や幼稚園、高齢者施設など計74カ所に配られる。 【写真】花村正門工場長(中央)と芳岡統市長(左)ら=2024年11月27日午前11時9分、光市役所、三沢敦撮影 カンロによると、創業者の宮本政一氏が「宮本製菓所」を開業したのは1912年。55年には、地元の醬油(しょうゆ)メーカーの協力を得て、ロングセラー商品となった醬油味のカンロ飴が誕生した。国内に3カ所ある工場のうち、ひかり工場ではカンロ飴や「金のミルク」などの製造を一手に担っている。 11月27日には、工場長の花村正門さん(57)らが市役所を訪れ、目録を芳岡統市長に手渡した。 同社のヒット商品となり、社名にもなったカンロ飴が誕生して来年で70年。花村さんは「発祥の地を大切にしていきたい」と話した。(三沢敦)
朝日新聞社