バルセロナ、17歳クバルシ登場以降に失点数がほぼ半減!チャビは「彼がボールを持てば心拍数が上がらずに済む」と絶賛| ラ・リーガ
バルセロナに所属するスペイン代表DFパウ・クバルシ(17)が凄まじい。彼のデビュー以降、バルセロナは昨季ような守備力を取り戻しているのだ。 今年の初めにバルセロナのトップチームデビューを果たしたクバルシ。185センチという恵まれた身長、体格を生かしたどんな名FWにも負けない高い守備力、そして大胆さも持ち合わせた高精度のパス出し……そのプレーのすごさは見るものを魅了するが、17歳DFのチームへの影響力は数字にも表れている。 クバルシが先発出場した10試合で、バルセロナが喫した失点数はわずか8にとどまり、1試合平均0.8失点となる。その一方で、彼なしの32試合で喫した失点数は47にのぼり、1試合平均1.48失点とほぼ2倍の数のゴールを許していることに。加えてバルセロナはラ・リーガここ4試合を無失点に抑えたが、これは昨年4月以来の記録となり、まるで昨季優勝の鍵を握った堅守を取り戻したかのようだ。 “クバルシ効果”は守備だけにとどまらない。彼のパス成功率は91.6%、1試合平均のロングパス成功数は4本と、ラ・リーガのセンターバックではベスト10に入るパス精度を誇る。そのパス能力は、フットボール史上屈指のパサーだったチャビ・エルナンデス監督すら太鼓判を押すほどだ。 「彼がボールを持つとき、私の心拍数は上がらなくて済むんだ。17歳の若者がボールを持って、私が落ち着いていられる。それはプライスレスだよ」 今季半ばまで低調だったバルセロナの復調を支えるクバルシは、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督率いるスペイン代表にも初招集された。22日に行われる国際親善試合コロンビア戦で、デビューを果たすかに注目が集まる。