秋の味覚満載。スイーツ好きなら知っておきたい、八王子にあるイタリアンジェラートの名店
「かぼちゃ」は、落ち着いた黄色で、色合いが美しい。安定した味わいを維持するためにこちらではピューレ状のかぼちゃを使用しているという。優しい口当たりと、後からかぼちゃのうまみが口中に広がっていく印象で、フルーティな甘みが感じられる。両方を混ぜると色合いがトラ模様になるが、味わい的には違和感なく穏やかなうまみと甘さが感じられる秋っぽい味わいに。
【ご褒美スイーツその②】秋といえばやっぱり栗!「カスターニャ」×「チョコレート」
「カスターニャ」は、イタリア語で「栗」という意味。イタリアでは涼しくなると街角に焼き栗の屋台が出て、秋の到来を告げる。これをイメージして、毎年9月頃からお店に登場するジェラートだ。
ミルクベースのジェラートにイタリア産の栗のブロークンと香りづけのラム酒を少し、さらにマロングラッセを混ぜ込んで作られている。最初はミルクの穏やかで優しい味わいながら、あとで栗の味わいがしっかりと追いかけてきて、余韻が長く感じられる。栗のつぶつぶ食感もいい。何だかウイスキーと合わせたくなる味わいだ。
「チョコレート」は、社長が惚れ込んだという濃厚な味わいのチョコレートをふんだんに使い、企業秘密のレシピ?で作られるジェラート。ビター感がある大人の味わい。濃厚ながらもくどさはなく、ずっと味わっていられる感じだ。こちらもウイスキーやラム酒などと合わせたくなる味わい。
両方を混ぜても、まったりとしたマロンの甘さとチョコレートのほろ苦さがよくマッチした上質な味わいに。なめらかな中にも、ときおり主張してくるマロングラッセやブロークン栗のつぶつぶした食感や味わいも楽しい。
【ご褒美スイーツその③】何度も食べたくなる定番の組み合わせ「ミルク」×「ピスタチオ」
こちらの「ミルク」には地元八王子にある磯沼牧場の牛乳を使用。磯沼牧場では日本の牛の99%を占めるホルスタインの他に、ジャージー、ブラウンスイス、エアーシャー、モンペリアルド、ミルキングショートホーンの6種の牛を飼育しており、お店では最も状態の良い牛乳の供給を受けてジェラートを製造している。
この日のジェラートの牛乳は「ブラウンスイス」のもの。乳質が高タンパク、高カルシウムであることから、本来はチーズ作りに使用されることが多い品種だ。実食してみると、コクと甘みがあるのに、しつこさがなくサラッとした後味。