スライドでタッチダウン前後に撮影された「リュウグウ」の画像を紹介

　宇宙航空研究開発機構（JAXA）は25日午後、記者会見を開き、小惑星「リュウグウ」への2度目のタッチダウン（着地）に成功した探査機「はやぶさ2」について、運用時の機体の姿勢や目的地点に降下させる「航法誘導」などを説明した。 【動画】はやぶさ2、タッチダウン後の状態は？JAXAが会見（2019年7月25日） ※【＊＊＊＊　00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「はやぶさ2、タッチダウン後の状態は？JAXAが会見（2019年7月25日）」に対応しております。 　　　　　◇　　　　　◇

登壇者の紹介

司会：本日はお集まりいただきありがとうございます。定刻になりましたので、小惑星探査機「はやぶさ2」の記者説明会を開催します。 　まず初めに登壇者を紹介いたします。皆さまから向かって右側から、JAXA宇宙科学研究所「はやぶさ2」プロジェクトチーム、ミッションマネジャー吉川真。「はやぶさ2」プロジェクトチーム、航法誘導制御担当、照井冬人。同じく航法誘導制御担当、大野剛。同じく航法誘導制御担当、吉川健人。「はやぶさ2」プロジェクトチームでは光学航法カメラ担当の千葉工業大学惑星探査研究センター主任研究員、山田学さま。以上の5名です。私は本日司会進行を担当いたします、報道部報道・メディア課課長の【ムラカミ　00:02:00】でございます。よろしくお願いいたします。 　それでは説明をお願いします。

本日の進行

吉川真：はい、皆さんこんにちは。本日もいらしていただきましてどうもありがとうございます。本日は第2回のタッチダウンについて少し詳しくお話ししたいと思います。 　では早速資料に従っていきます。表紙をめくっていただきまして、本日の内容は第2回タッチダウンの運用の結果ということになります。 　次のページは目次ですので省略しまして、いつものように4ページ目と5ページ目はサマリーですので、これは今日は省略いたします。 　6ページ目です。まず現状ですけれども、2回目のタッチダウンは7月9日から11日にかけて予定どおり実施されました。その後、タッチダウンは無事終了しましたけれども、その後探査機のほうはホームポジションに戻っておりますが、現在はまたBOX-C運用というのを始めておりまして、高度をだいたい5キロメートルぐらいまで下げて観測をする運用を、本日からあさってぐらいにかけて行っておるところであります。 　では今日はメインは第2章、第3章になるんですが、早速、照井のほうから説明してもらいます。