【時系列でわかる②】イスラエルと「ハマス」武力衝突(12日~15日まで)
■10月13日 NYでパレスチナ系“大規模抗議集会”
ニューヨーク・マンハッタンで13日、イスラエルによるガザ地区への攻撃に対し、パレスチナ系の人々による大規模な抗議集会が行われました。 集会の最中には、イスラエル系の人々との小競り合いも発生し、市当局によると少なくとも2人が逮捕されたということです。 一方、ユダヤ教の礼拝所では、安息日の礼拝が行われ、イスラエル系住民 数百人が祈りのために集まりました。 ニューヨーク市当局は抗議活動や衝突を警戒して、礼拝所や繁華街など人が多く集まる場所の警備を強化しています。
■10月14日 自衛隊機が出発 邦人退避に備え
イスラエルに滞在する日本人などの退避に備え、自衛隊機がアフリカ東部のジブチに向かいました。 木原防衛大臣は13日、イスラエルに滞在する日本人などを輸送する必要が生じた場合に迅速に対応できるよう、周辺国であり自衛隊拠点のあるジブチに輸送機を移動させ、現地で待機するよう命じました。 これを受け編成された日本人などの輸送のための部隊は14日朝、愛知県の航空自衛隊小牧基地などから、ジブチに向かいました。 政府はイスラエルのテルアビブを14日にたち、UAE=アラブ首長国連邦のドバイに向かうチャーター機も手配しており、関係各国と緊密に連携しながら日本人の退避と安全確保に万全を期す考えです。
■10月13日 メタ 79万5000件超の規約違反の投稿を警告や削除
フェイスブックを運営するアメリカのIT大手メタは13日、パレスチナ自治区のイスラム組織「ハマス」によるイスラエルへの攻撃後、79万5000件を超える規約違反の投稿を削除するなどしたと発表しました。 メタの発表によりますと、パレスチナ自治区のイスラム組織「ハマス」がイスラエルへの攻撃を行った今月7日から3日間で、ヘブライ語やアラビア語での暴力やヘイトスピーチに関する規約違反の投稿が、2か月前に比べて7倍に増えているということです。 専門の監視チームを設置し対応にあたっていて、79万5000件を超える投稿について、削除や警告を行ったとしています。 またハマスがイスラエル人などを拘束し、人質にとっていることから、安全のため、人質の身元の特定につながる投稿を削除しているということです。 偽情報の拡散防止については、報道機関など第三者による投稿への評価を確認しながら実施していくとしています。