ラグビー日本は日本時間10日に敵地でフランス戦 ジョーンズHC「セットピース、フェーズプレーで相手を動かしていきたい」
日本ラグビー協会は7日、「リポビタンDツアー2024」のフランス代表戦(9日=日本時間10日、パリ郊外サンドニ)に臨む日本代表の出場予定23人を発表した。10月末のニュージーランド代表戦から先発6人が入れ替わり、SHはフランス1部のトゥールーズに移籍した斎藤直人(27)が先発する。 斎藤は7月のジョージア代表戦に先発した後、新天地でのプレーを考慮されて代表活動から外れていたが、この欧州遠征から復帰した。FL姫野和樹(30)=トヨタ、主将のSO立川理道(34)=東京ベイ=らも先発入り。斎藤とともにこの遠征から合流したFWテビタ・タタフ(28)=ボルドー=が控えに入った。 フランス時間7日(日本時間8日未明)にオンライン取材に応じたエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(64)は「ビッグゲームになる。(スタジアムは)8万人(の来場で)で満席になると聞いている。大きなプレッシャーがかかる試合になると思うが、プレッシャーを楽しみながらジャパンらしくプレーしたい」と話した。世界ランキングは日本が14位で、フランスは4位。対戦成績は日本の1分け12敗。格上相手からの初勝利に向け、指揮官は「セットピースが肝」とし、「われわれとしてはフランスのFWをアタックしていきたい。セットピース、フェーズ(を重ねた)プレーで相手を動かしていきたい。うまくできれば勝利に近づける」とポイントを挙げた。 司令塔の立川は「相手の強みに付き合わないようなゲームプランがある。そこに、しっかりといいようにもっていきたい。またスピードと、自信を持ってアタックすることが大事だと思っている。9番の斎藤と一緒にチームをリードしていきたい」と覚悟を示した。