2分でできる、がんこ汚れを作らない習慣とは?綺麗な部屋をキープするための「ついで掃除」のポイント
厚生労働省が発表した「令和5年版厚生労働白書」によると、1997年以降、共働き世帯の数が専業主婦世帯より上回り、現在も年々増加している状況です。共働きをする中での家事や、子育てに追われてなかなか休めない人に向けて、「本当にやりたかったこと」をするための時間づくりを発信しているのは、シンプルライフ研究家で時産アドバイザーのマキさん。夫婦ともに会社員の共働きで、娘ふたりと4人で暮らしているマキさんいわく、「家電にルーティンの一部を託す」ようにしたそうで――。 【写真】コンロ周りの油汚れは、食器を拭いたあとの湿り気のある布巾ですぐに拭く * * * * * * * ◆家電にルーティンの一部を託す 食洗機や洗濯乾燥機はなくてもいいなと思っていましたが、ロボット掃除機だけは、雑誌の企画で試しに使ったときに「わが家に導入したい!」と思いました。 以前も、コードレスのスティック掃除機で10分もあれば家中の掃除機がけが終わっていましたが、料理と洗濯はやらないと生活が回らないけれど、掃除は緊急を要しない家事でもあります。 長い目で健康を考えると掃除はすべき家事にはなるのですが、今日中に終わらせなければいけないかと言われたら、1週間後でも生きる上で支障はありません。 だからロボット掃除機がやってくれるようになってはじめて、今までは優先順位が低いと心のどこかで思いつつ、「よし、掃除するぞ」と気合いを入れて身体を動かしていたんだなぁと気づきました。
◆価格以上の価値 私が頑張って気合いを入れなくても、ロボット掃除機は時間になると動き出し、AIで学習した間取りの隅々まで、障害物をよけながら、小さなほこりまで見逃さずに掃除してくれます。 今はいろいろな機種が出ていて、わが家は検討の末、掃除機が自分でゴミ捨てまで行い、水拭きも自動でやってくれる「エコバックス」を使っています。ゴミを吸い上げるだけでなく、回転式モップがフローリングを水拭きしてくれるので床を清潔に保つことができています。 最新家電は高額なので慎重に検討しましたが、機械に家事をまかせるとこんなに気持ちがラクになるんだ、と私にとって革命でした。 いつもきれいな床を見るたびに価格以上の価値を感じます。 設定した時間になると自動で掃除がはじまるという特性を利用して、朝子どもたちが家を出る時間の5分前に動くようにセットしています。 ロボット掃除機が動きはじめたらそろそろ出発の時間だ、と家族みんなが認識できるようになり、「そろそろ出る時間だよ」と言わなくてよくなりました。 また、床にものが落ちていたらロボット掃除機の障害になります。「お母さんが掃除のときに片付けてくれるだろう」から「ロボットに吸い取られるから大切なものを片付けなきゃ」へと、子どもの成長段階でちょうどいい意識の変化を促せたかもしれません。
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