「50代白髪調査隊がゆく! 白髪の悩みQ&A」白髪は“髪のエイジングケアを開始せよ“というサイン! 10年後も20年後も「美髪」でいるために40代、50代の私たちが今やるべきヘアケアは?
白髪も黒髪も、加齢に負けないツヤ髪を目指したい!
セトッチ: 50代の後半を迎えた今、白髪にしろ黒髪にしろ、さまざまな髪の悩みが増えてきました。私の場合は、髪のパサつきとうねり。まとまりが悪く、ぼわーっと広がってしまいます。若い頃は天使の輪がキラキラしているような黒髪だったのですが、どうしてこんなふうにパサついた、まとまりの悪い髪になってしまうのでしょうか? 昔は日焼けやカラーリング、ドライヤーの熱などで傷んでしまっても、傷んだ部分を切ってしまえば次からはきれいな髪が生えてきたのに…。 アリミノ 田中:年齢が上がるとともに「思うようにヘアスタイリングがきまらなくなる」といった悩みを抱えていらっしゃる方は多いですね。これは、「髪が傷んでいる」というよりは、加齢とともに「健やかな髪が育まれにくくなっているから」と考えられます。 セトッチ:加齢が原因で髪質が変わってしまったということですね。ということは、もうツヤがあってしっとりまとまる髪を生やすことはできないのでしょうか?
アリミノ 田中:いえいえ、ケアする方法はありますよ。パサつきやうねりの原因のひとつとして、髪や地肌の糖化が考えられます。老化(=エイジング)の原因として注目されている「糖化」という言葉をご存じでしょうか? セトッチ:はい。化粧品でよく「肌のくすみやシワは糖化が原因」と聞きます。食事からとった「糖」が体内の「タンパク質」と結びつき、焦げたような現象を起こすことですよね。 アリミノ 田中:そうですね。食事からとった糖が体内のタンパク質と結びつくと、悪玉の老化物質「AGEs」に変化し、体内のさまざまなところに悪影響を及ぼします。 髪や地肌でこのAGEsが蓄積すると、乾燥してパサついたり、ハリ・コシが失われてうねったりしやすくなりします。そこで、こうした「髪と頭皮の糖化」を抑える成分が配合されたシャンプーやリンスが開発されました。 セトッチ:髪や頭皮にも糖化の影響があるんですね…。糖化を抑える化粧品というのは聞いたことがありましたが、シャンプーやリンスにもそうした成分の配合されているものがあるとは知りませんでした。 アリミノ 田中:また、加齢によってツヤのある健やかな髪が育ちにくくなるので、糖化を抑えるヘアケア製品には、健康な髪の発育をサポートする成分も含まれています。 毛髪は、頭皮の下を流れる毛細血管から、毛髪の原料となるアミノ酸やビタミン・ミネラルなどの栄養がまず毛根にある毛乳頭へ、毛乳頭から毛髪を作っている毛母細胞へと受け渡されます。そして、栄養を受け取った毛母細胞では、細胞分裂を繰り返して数を増やし、それが積み重なることで毛髪が作られ、髪が伸びていきます。 こうした毛髪が作られる仕組みをサポートし、健康な髪を育むよう地肌と髪のコンディションを整える成分を与えると、髪のパサつきやうねりの改善に役立ちます。
【関連記事】
- 50代白髪調査隊がゆく! 白髪の悩みQ&A/白髪は予防できる? 黒髪は復活できる? 40代、50代女性の白髪悩みを解決の鍵、それは「〇〇ケア」!
- 50代白髪調査隊がゆく! 白髪の悩みQ&A/白髪を減らすには、ヘアケアだけでは不十分!? 白髪予防のためほかにも大事なのが睡眠、食事、運動、そして〇〇〇〇の解消だった
- 50代白髪調査隊がゆく! 白髪の悩みQ&A/「もう年だから…」とブルーにならず、白髪を楽しむ!「白髪」だからこそ楽しめる髪色とは? 若い頃のような明るいファッションカラー? グレーヘアに挑戦?
- 【50代編集者のイチオシ】サロンカラー直後の髪色とツヤが長持ち! 新シャンプーとトリートメント【milbon(ミルボン)カラープリザーブ】
- 汗ばむ頭皮とうねる髪。不快な夏の必需品、シートタイプのドライシャンプーで1日中快適!