勝手に追加オーダーなど、ミス連発。米マクドナルドのAIドライブスルーで

こんなにポンコツAIもあるんですね。 最近はAI搭載デバイスやサービスが乱立していますが、草葉の陰では上手く行かず立ち消えになるものも少なからずあるようです。 アメリカのマクドナルドでは、IBMが作ったAIを2年ほど実証実験した結果、実装を見送り全米で100以上設置した店舗から撤去することが決まりました。

客の注文をスルーするAI

AIは、ドライブスルーでお客さんの口頭による注文を受け付ける「オートメイテッド・オーダー・テイキング（AOT）」というシステム。 従業員を減らすべく試験的に導入されていたのですが…トンチンカンなやり取りが頻発し、その様子を撮影した人々がTikTokで拡散したことで、世間に知れ渡ることとなりました。

まるでお笑いコント

こちらはボトルに入った水（大）とカップ入りアイスクリームを頼んでいる女性の投稿ですが、AIがキャラメル・サンデーとケチャップとバターを勝手に追加する様子が見られます。 「バニラ・アイスクリームだけ欲しいの！」というと、キャラメル・サンデーがさらに追加される悪夢。ボケに対してツッコめばツッコむほど、ドツボにはまっていきます。

ワイルドすぎるAI

こちらは勝手にナゲットを10個追加し、合計金額が313.60ドル（約4万9500円）に。注文した女性はあまりのワイルドっぷりに爆笑が止まりません。 人々は音声アシスタントのSiriや、Alexaみたいなものを期待して注文したことと思います。でもどんだポンコツっぷりでした。 注文失敗の様子がTikTokでバズったら、マクドナルドとしてはもう廃止せざるを得なくなりますね。

これでは終わりにならなさそう

一応マクドナルドの偉い人は、「音声注文についてはまだ幅広く探求する余地がある」と話しているそうな。AIを使わなかったら上手くいくんじゃないでしょうかね？ Source: TikTok (1, 2) , RESTAURANT BUSINESS, BUSINESS INSIDER (1, 2) via Futurism, HACKADAY