女子卓球:田志希(32)が現役引退を発表「ケガのままで長い選手生活は無理」
韓国の女子卓球界を支えてきた韓国代表・田志希(チョン・ジヒ、32)が現役引退の意向を明らかにした。田志希の所属チーム、未来アセット証券卓球団は「長い間、ケガを抱えて選手生活を送ることに非常に疲れ、現役選手として年齢的にも若くないため、契約を更新せずに引退するという意向を明らかにしたと理解している」と27日に発表した。未来アセット証券との契約は今年末で終わる。ひとまず契約は更新しないことを通知したという。田志希は17日から江原特別自治道三陟市で行われた総合卓球選手権にも出場しておらず、しばらく両親がいる中国に戻って休息を取る予定だ。未来アセット証券の金擇洙(キム・テクス)総監督は「2年前、ポスコ・エナジーから田志希を迎え入れる時も既に引退について深刻に悩んでいたが、今年のパリ・オリンピックでは女子団体戦で銅メダルを獲得した」「これ以上は韓国で現役を続けられないとの意向を受け入れた」と語った。 【写真】韓国代表と対戦して敗れた隻腕のブラジル代表選手に大きな拍手と歓声
田志希は中国出身だが、2010年に韓国国籍を取得、これまで韓国の卓球女子代表の看板選手として活躍してきた。現在は国際卓球連盟(ITTF)ランキング17位で、10位の申裕斌(シン・ユビン)に次いで韓国の女子選手としては2番目に高い。国内外の大会成績の合算によるランキングポイントは3位以内で、来年の韓国代表にも自動的に選抜される予定だったが、これを固辞したことになる。田志希は申裕斌と女子ダブルスを組んで、昨年8月の杭州アジア大会で金メダルに輝いた。アジア大会女子ダブルスの金メダルは2002年の釜山大会以来21年ぶり。今夏のパリ五輪では申裕斌、李恩恵(イ・ウンヘ)と共に女子団体戦銅メダルを獲得した。2022年に膝を痛めたのに続き、当時所属していたポスコ・エナジーとの契約更新が難しくなり、心理的な重圧を受けていた。 ペ・ジュンヨン記者