「イカゲーム2」は「1をはるかに上回るおもしろさ」 イ・ジョンジェら3人&監督インタビュー
全世界が待ち望んだNetflixシリーズ「イカゲーム」シーズン2がいよいよ12月26日に幕を開ける。1に続く出演者のイ・ジョンジェ、イ・ビョンホン、ウィ・ハジュン、そして天才的ストーリーテラー、ファン・ドンヒョク監督に単独インタビューした。AERA 2024年12月30日-2025年1月6日合併号より。 【写真】「アジア人初のエミー賞主演男優賞に輝いた俳優」はこちら * * * シーズン1では主人公ギフンを除くゲーム参加者が全滅したため、続けて出演する俳優は、ゲームを制したギフン役のイ・ジョンジェ、ゲームの支配人「フロントマン」役のイ・ビョンホン、兄の行方を追う刑事ジュノ役のウィ・ハジュンなど、ほんの一握りだ。2は、フロントマンを筆頭とするゲーム主催者に、ゲームを食い止めようとするギフンとジュノが挑むという構図で、ギフンはゲームの参加者として内部で、ジュノは外部から攻める。 シーズン2の台本を手にしたイ・ビョンホンは「おもしろすぎてびっくりした」と言う。自分なりに2はこうなるだろうという想像をしていたが、「予想は一つも当たらなかった。ファン・ドンヒョク監督ならではの天才的創意力に圧倒された」と絶賛する。イ・ジョンジェも「1をはるかに上回るおもしろさ。台本を読んで、これは大事件だと思った。多様な登場人物のそれぞれの事情が丁寧に描かれていて、多くの人に感動を与える作品になると確信した」と話す。一方、ウィ・ハジュンが「ゲーム参加者に予想外の人物がいて、驚きました」と言うのは、2の主なキャストが発表された後もトップシークレットとなっている部分だ。 ■アジア人初の快挙 イ・ジョンジェは「イカゲーム」で、米テレビ界最高の栄誉とされるエミー賞の主演男優賞に輝いた。アジア人初の快挙だった。「『イカゲーム』は僕に多くの変化をもたらした。世界中に友達ができて、これまで出演した映画やドラマを知ってもらうきっかけにもなった。個人的な喜びと共に、韓国の映画やドラマ全体の注目度が高まったのもうれしい」と、ギフンのような満面の笑みを見せる。「イカゲーム」が世界で愛されたのは、残酷なゲームの中でも人間らしい多彩な表情を見せるイ・ジョンジェの存在が大きかった。「ファン監督とはどの程度喜びを表すのか、あるいは悲しむ時はどのくらい絶望的に見せるのか、表情のディテールまで話し合いました」