“拉致問題”に関心を…特定失踪者・中村三奈子さんの母が小学校で授業「大切な人との当たり前の生活に感謝の気持ちを」
NST新潟総合テレビ
北朝鮮による拉致問題解決への意識を高めようと、12月10日、啓発週間が始まりました。 ■愛娘を突然奪われて47年…横田早紀江さんが明かした胸中 “最重要課題”のはずも「長い間何も見えていない」 【中村三奈子さんの母 クニさん】 「この卒業式から1カ月後に、三奈子は突然いなくなった」 新潟県長岡市では、北朝鮮に拉致された疑いのある特定失踪者・中村三奈子さんの母・クニさんが三奈子さんの母校、新潟大学附属長岡小学校で授業を行いました。 【中村三奈子さんの母 クニさん】 「お父さんやお母さん、おじいちゃん・おばあちゃんは家でどんな気持ちで(みんなの帰り)待っているか」 新潟空港から韓国の金浦空港へ向かった記録を最後に、三奈子さんの行方が分からなくなって26年あまり。 娘を探し続けるクニさんから「自分たちにとって大切な人は」と問われた児童は…。 【児童】 「自分の生活を支えてくれている人」 クニさんは、その大切な人との当たり前の生活に感謝の気持ちを持ってほしいと訴えます。 【中村三奈子さんの母 クニさん】 「友達・家族との関わりを大事にして、これから成長していく中で(きょうの授業が)生きていけばと思う」 【児童】 「当たり前の生活を家族と一緒に大切に過ごしたい」 こうした活動が娘の元へと届くことを信じて、再開を果たすその日まで、クニさんは声をあげ続けます。
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