千本釈迦堂 大根焚き 京都市上京区
12月7日は二十四節気の一つ「大雪」です。京都市上京区の千本釈迦堂では、熱々の大根を食べて1年の無病息災を願う「大根焚き」が始まりました。千本釈迦堂の「大根焚き」は、釈迦が悟りを開いた日を祝う「成道会」の行事として鎌倉時代から行われています。本堂の前では直径1メートルほどの大きな窯で味付けした大根とおあげがじっくりと焚き込まれ参拝者にふるまわれました。7日は暦の上では雪の降る頃とされる「大雪」ですが、日中は暖かな陽が射す穏やかな天気となりました。参拝者らは、赤や黄色の木の葉の色づきを楽しみながら、出汁の染み込んだほくほくの大根を頬張って1年の無病息災を願っていました。訪れた人は「暖かくてよく味がしみていておいしかった。子どもたちが無病息災で大きくすくすくと成長してくれるように願っていただきました。おいしいしあったかいし、ちょうど今寒い冬の時期だから特においしい」と微笑んでいました。8日までの2日分で、およそ5,000本の大根を仕込んだということで、8日も午後4時まで1杯1,000円で、振る舞われます。