アストラゼネカが利益予想引き上げ-対米投資、26年末までに5400億円
(ブルームバーグ): 英製薬大手アストラゼネカは12日、抗がん剤「タグリッソ」に対する強い需要を踏まえ、年間業績予想を引き上げるとともに、2026年末までに米国での事業に35億ドル(約5400億円)を投資する計画を明らかにした。
同社によれば、一部項目を除いた1株利益の伸び率は10%台後半になる見込み。これまでは10%台半ばとしていた。
予想を超える売上高となったタグリッソが大きな原動力となったほか、第一三共と共同開発した抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」の売上高も予想を上回った。
アストラゼネカは26年末までに米国での研究開発および製造に35億ドルを投じると説明。米事業は現在、母国である英市場の倍の収入を生み出しており、どの地域よりも売上高をけん引している。
原題:Astra Invests $3.5 Billion in US as Cancer Sales Rise (Correct) (抜粋)
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Ashleigh Furlong