J1町田が上位対決に3発快勝 独走態勢も見えてきた? FW藤尾翔太「大きな勝利になった」
明治安田J1第21節最終日(30日、パナスタほか)7試合を行い、首位の町田が勝ち点2差で追っていた3位のG大阪との上位対決を3-1で制した。1-1の後半16分、途中出場したU-23(23歳以下)日本代表のFW藤尾翔太(23)がPKを決め、3試合ぶりとなる今季8得点目をマーク。同じく勝ち点2差で2位の鹿島も敗れたため、J1初参戦の町田が優勝争いで一歩抜け出した。 逆転での3発快勝。後半から出場した町田のFW藤尾は決勝点を挙げ、敵地に響くチャントを心地よく聞いた。 「ここで負けるのと勝つのでは全然違う。大きな勝利になった」 1-1の後半16分に倒され、自身で冷静にPKを沈めた。黒田監督の「(前節は)納得のいかないプレーが多かった。外から見させて一番いいところで出そう」という考えで、リーグ8試合ぶりのベンチスタート。藤尾は「悔しかったけど、結果を残してポジションを取りたいと思った」と狙い通りに発奮し、結果で応えた。 3日のパリ五輪代表メンバー発表前、最後の試合で躍動。「選ばれたらうれしいし、そこまでに結果を残すことが大事だと思っていた。あとは待つだけ」と藤尾。2位の鹿島、3位のG大阪との勝ち点差は5に広がり、独走態勢も見えてきた。(西垣戸理大)