資産1億円以上の富裕層は全体の何%?増える背景も解説!富裕層になる方法とは?
まとめにかえて
ここまで、日本の富裕層が増えている理由や実態について、解説してきました。 少子化に伴い一人当たりの相続額が増えていること、その中でも株式などの金融資産の価値が上がっており、富が富を呼ぶ状態とも言えます。 富裕層のお金の使い方においても、参考になることが多くありました。余裕があるから無駄遣いをする訳ではなく、ビジネスや生活を豊かにするための投資という視点ももっていることがわかります。 高い買い物でも、リセールバリューを踏まえた買い物をしており、「お金を賢く使う行動習慣」をもっていることが垣間見えます。 ここから我々が参考にできることはなんでしょうか。 お金の使い方には3種類あると言われています。「浪費」「消費」「投資」の3つです。 「浪費」は言わずもがな「無駄遣い」になりますので、駄目とは言いませんが極力控えましょう。 「消費」は必要な買い物になりますが、「本当に必要かどうか」「代替できるものはないか」はその都度自答自問してもいいかもしれません。 「投資」は富裕層にも共通するお金の使い方でした。収入を上げるための勉強なども自己投資になりますし、リセールバリューを考えた買い物も投資の視点が入っています。 今流行りのNISAやiDeCoなどは、将来のためにお金に働いてもらう投資そのものになってきます。 特に少子高齢化が進み将来の不確実さが増している今、バランスの良い貯蓄と資産運用はこれからの時代必須の行動かもしれません。 是非、ここまで見てきた富裕層の行動や考え方も参考にしつつ、ご自身の日々のお金の使い方や習慣を見直されてみてはいかがでしょうか。
参考資料
・株式会社野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層は149万世帯、その純金融資産総額は364兆円と推計 | ニュースリリース | 野村総合研究所(NRI)」 ・Black Card 1 株式会社「ラグジュアリーカード利用データ調査」 ・Black Card 1 株式会社「ラグジュアリーカード会員 ライフスタイルに関する調査」 ・金融庁「NISAを知る」 ・厚生労働省「iDeCoの概要」 ・資源エネルギー庁「エネルギー価格激変緩和対策事業」 ・首相官邸「岸田内閣総理大臣記者会見」2024年6月21日 ・三井住友トラスト・資産のミライ研究所「相続資産の規模と形態について」
小沼 大助