現時点での"最強"ETF! ついに上場した「iFreeETF FANG+」をレビュー
まとめ
実際問題、過去の実績をもとに、未来を予測することはできない。だが、米国市場が成長を続ける限り、今回の「iFreeETF FANG+」も「iFreeNEXT FANG+インデックス」と同様に、高収益が期待できる可能性は高い。 投資先はビッグテック10社と、リスク分散度は低いが、定期的に銘柄の入れ替えが起きるのは評価できる。上記の通り、テスラは脱落した。スマホ一辺倒で業績が横ばい傾向のアップルが気になるところだが、依然として株価の水準は高く、スマホ需要は大きい。 筆者は基本的に、オルカン型やS&P500などのインデックスファンドを主な投資先にすべきだと思う。そのうえで、サブの20~30%程度なら、興味の範囲でテーマ型や新興国型ファンド、もしくは個別株でも良いという考えだ。 だが、「iFreeETF FANG+」は今後も市場を牽引する銘柄で構成されており、10社が下落すればオルカン型や米国型投信も下落することになるだろう。これを踏まえるなら、一部オルカン型の代わりに同商品に投資するのも有りかもしれない。 なによりETF版の信託報酬は0.605%。投資信託版より低コストなのはありがたい。 ※本記事は取材対象者の知識と経験に基づいて投資の選定ポイントをまとめたものですが、事例として取り上げたいかなる金融商品の売買をも勧めるものではありません。本記事に記載した情報や意見によって読者に発生した損害や損失については、筆者、発行媒体は一切責任を負いません。投資における最終決定はご自身の判断で行ってください。
山口伸