台風18号 沖縄で影響長引く 3日から5日ごろ先島諸島に接近のおそれ
台風18号は5日にかけて、先島諸島に接近するおそれがあります。台湾から沖縄付近で動きが遅くなることから、沖縄では雨や風、波の影響が長引くでしょう。沖縄には台風接近前から台風周辺の湿った空気が長く流れ込むため、雨の量が多くなるおそれがあります。
台風18号 明日3日(木)から5日(土)ごろ先島諸島に接近のおそれ
2日(水)午後3時現在、台風18号は、非常に強い勢力で南シナ海で動きが遅くなっています。この先は、強い勢力となって台湾をゆっくり北上し、明日3日(木)から5日(土)にかけて先島諸島に接近するおそれがあります。また、5日(土)までには熱帯低気圧に変わる見込みです。
沖縄で影響長引く 4日(金)にかけ大雨のおそれ
沖縄付近には台風周辺の湿った空気が長く流れ込むため、雨の量が多くなる見込みです。予想される雨の量は、多い所で、明日3日(木)夕方までの24時間に、沖縄地方で150mm、さらに4日(金)夕方までの24時間で120mmとなっています。台風の進路や雨雲の発達の程度によっては、4日(金)にかけて警報級の大雨となるおそれがあります。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意してください。 また、明日3日から4日にかけて、沖縄地方では、最大瞬間風速30mが予想されています。4日にかけては、うねりを伴った4mから5mの波も予想されていて、しける見込みです。台風の進路によっては大しけとなる可能性があります。強風や高波にも十分注意してください。
日本気象協会 関西支社 堂本 幸代