名古屋の新交通“電車みたいなバス”ついに詳細ルート発表 名駅ー栄むすぶ「SRT」25年度登場
名駅ー栄を広小路通り経由で結ぶ
名古屋市は2024年11月5日、新たに導入を予定している路面交通「SRT」について、詳細な走行ルートと停車箇所を発表しました。 【ネオ路面電車!?】ついに出た名古屋「SRT」の詳細ルート(地図/画像) SRT(Smart Roadway Transit:路面公共交通システム)は、市が名古屋駅ー栄などの市街地区間で導入を計画している、連節バスとLRT(次世代路面電車)の特徴を兼ね備えた交通機関。高い輸送力と低床構造によるバリアフリー性を特徴として打ち出しています。 今回公表されたのは、名古屋駅ー栄の「東西ルート」の詳細です。 名古屋駅の停留所は「名古屋駅(桜通)」と「名古屋駅(ミッドランドスクエア前)」の2か所。そこから、かつて名古屋市電も走っていた“広小路通”を進み、「柳橋」「広小路本町」を経て「栄」に到着します。 往路は栄周辺を巡回したのち再び広小路通に戻り、「広小路本町」「納屋橋」を経て右折、名古屋高速の下を通って桜通に入り、「名古屋駅(桜通)」へと戻るという周回ルートとなっています。なお、停留所名は仮称です。 このSRTは「都心風景の未来を先導」するというトータルコンセプトが打ち出されています。 ガラス面の大きな低床の連節車体(全長約18m)を採用した車両は、後方2軸のタイヤがボディに隠れる形となっているなど、電車に近いデザインとして他の交通機関との差別化を図っています。また停留所にも車両と合わせたデザインの乗降・待合空間が設けられます。 東西ルートの運行開始は2025年度の予定です。
乗りものニュース編集部