カターレ、有利な条件生かせ FC大阪と1日プレーオフ初戦
サッカーJ3カターレ富山は1日、県総合運動公園陸上競技場で行われるJ2昇格プレーオフ(PO)初戦の準決勝で、6位のFC大阪を迎え撃つ。年間順位で上回る3位のカターレは、引き分け以上で決勝進出が決まる。大一番に向け、小田切道治監督は「引き分けは(頭に)ない。勝つだけ」と意気込み、勝って11年ぶりのJ2復帰に王手をかける。 今季新設されたJ2昇格POは、年間順位3~6位の4チームがトーナメント方式で最後の昇格1枠を争う。準決勝は3位のカターレと6位のFC大阪、4位の松本と5位の福島が対戦する。決勝は7日。 カターレは後半戦から順位を上げ、2位今治と自動昇格を争った。終盤は7戦勝ちなしと苦しんだが、最後の2節は連勝を飾った。総得点はリーグ6位の54点、総失点は3位の36点と攻守にバランスが取れ、ボールを保持する展開が多い。 対するFC大阪は堅守が武器のチームだ。失点はリーグ最少の31点。今季の直接対決はカターレがホームで2-0で勝ち、アウェーは0-0で引き分けた。カターレは相手のハイプレスをかいくぐり、スペースをうまく使いながらゴールに迫りたい。
POは年間順位が加味されるため、カターレが最も有利な条件となる。準決勝、決勝ともホームで戦い、90分間の引き分け以上で突破となる。 ホームで戦うのはカターレにとって大きなプラス材料だ。今季負けたのは19試合中1回のみ。ルヴァン杯ではJ1王者の神戸やJ2清水を破っており、本拠地での一発勝負には強い自信を持つ。FW碓井(上市町出身)は「大声援の中で試合できる自分たちが圧倒的に有利だと思う。絶対に勝って決勝につなげたい」と力を込める。