昨春WBCで優勝経験の源田壮亮、侍ジャパン宮崎合宿で存在感…「周りに声かける役割も求められる」
11月に開幕する野球の国際大会「ラグザス プレミア12」に出場する日本代表「侍ジャパン」で、守備の要として期待されているのが西武・源田だ。宮崎市内で行われている事前合宿では、若手野手と積極的にコミュニケーションを取りながら大会に向けて調整している。
合宿2日目を迎えた30日、内野陣はバント処理やけん制など投手との連携プレーを確認したほか、シートノックなどのメニューをこなした。遊撃の守備で持ち前のグラブさばきを披露した源田は、「どんな試合展開でも落ち着いてプレーできるよう準備したい」と汗をぬぐった。
今回のメンバーでは唯一、2019年の前回大会に出場。その後、21年の東京五輪、昨春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)と全ての大会で優勝を経験した。井端監督は「(源田が)いるのといないのとでは大きな違いがある」と全幅の信頼を寄せ、源田も「落ち着いて、周りに声をかけるという役割も求められていると思う」と語る。
合宿では、同じ遊撃を守る紅林(オリックス)や村林(楽天)らに身ぶりを交えて送球の助言をする場面も見られる。「勉強になることばかり」と紅林。チーム最年長・31歳の源田が、連覇を目指す侍ジャパンの野手陣を引っ張る存在になっている。