賃貸物件で「雨漏り」発生!早く直したいのですが、修理費用は”自分たちが負担”すべきでしょうか?
雨漏りの修理費用の相場は?
雨漏りの修理費用の相場は、雨漏りの箇所や度合いで大きな幅があります。雨漏りの修理費用の目安を表1にまとめました。 表1
※筆者作成 屋根や外壁の費用は、足場代も含まれています。 自然災害による雨漏りであれば「火災保険適用」になる可能性があります。火災保険は火災だけでなく、自然災害にも適用されるケースがあるためです。 例えば、台風による強風で屋根瓦が破損したり、ひょうが降ったためにベランダの床板が破損したりした場合などは「火災保険適用」になる可能性があるでしょう。ただし、火災保険が適用となる雨漏りは、自然災害が原因であるものに限ります。経年劣化や第三者が故意に行った被害は対象になりにくいので注意が必要です。
賃貸物件での雨漏りの修理費用は基本的にオーナー(貸主)負担となる可能性が高い
賃貸物件で雨漏りが発生した場合、原則として修理費用の負担はオーナー(貸主)にあります。ただし、借主の故意・過失がある場合や、賃貸借契約に特約がある場合は修理費用の負担をしなければならない可能性もあるでしょう。 雨漏りが発生すると早急に修理しなくてはと思うかもしれませんが、まずは雨漏り箇所にある家財を移動し、貸主に連絡してください。雨漏り箇所の写真を撮影しておくと、貸主や修繕の業者が原因追及する際に役立ちます。余裕があれば、雨漏り箇所の写真撮影ができるとよいでしょう。 自然災害はいつ起こるか分かりません。突然の雨漏りにも対処できるよう、この記事を読んで参考にしてください。 出典 国土交通省 民間賃貸住宅に関する相談対応事例集(再改訂版) 3.修繕・改善 (1)修繕 Q1.修繕の責任者(45ページ)、Q4.修理期間中の引越費用等の補償 Q4-1.雨漏り修繕中の引越費用(54ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部