120人一斉に海へ 新春初泳ぎ、和歌山県田辺市
和歌山県田辺市の田辺扇ケ浜海水浴場で2日、一年の無病息災を祈る冬の伝統行事「新春初泳ぎ」(田辺水泳協会主催)があった。参加者約120人が一斉に、新年の海に飛び込んだ。 【新春初泳ぎの動画はこちら】 この日は好天に恵まれ、午前9時の気温は9度、海水温は14度。参加者は安全祈願の神事と準備体操の後、号令とともに海に入って歓声を上げた。えとの「巳(み)」にちなんだかぶり物を身に着けた参加者、ふんどしや道着姿も見られた。 海から上がるとたき火を囲んで暖を取り、振る舞われた豚汁を食べた。 和歌山市から参加した年男の林宏典さん(47)は「恩師に誘われて4年ほど前から参加している。毎年入らないと思って来ているが、つい入ってしまう。今年は一皮むけるように頑張りたい」と話した。 初泳ぎは、田辺水泳協会の前身である「田辺遊泳協会」が1927年に始め、次回100回目を迎える。
紀伊民報