【春季関東大会注目野手一覧】超高校級のショートトリオ、健大高崎の強肩捕手など24人の逸材野手をピックアップ!
超高校級捕手・箱山、帝京の主砲、大型遊撃手、昌平のスラッガーコンビも見逃せない存在
プロ志望の強肩捕手・箱山 遥人捕手(健大高崎)は高校日本代表候補合宿の紅白戦では本塁打を放ち、スカウトからの評価を上げた。群馬県大会でも木製バットの使用を継続したが、9打数1安打と苦しんだ。関東大会の舞台でも結果を残し、評価を高めることができるか。
東京都大会で3本塁打を放った奈良 飛雄馬内野手(帝京)の打撃技術、パワーは必見。相手投手のタイプを見て配球を考え、インサイドアウトのスイングで新基準バットでも関係なくスタンドインさせる。都大会4回戦の佼成学園戦ではなかなか本塁打になりにくい左中間へ運んだ。奈良と主軸を打つ西崎 桔平内野手は身体能力の高さが光る大型遊撃手。バットを担いでインサイドアウトのスイングを行い、広角に鋭い打球を飛ばし、ショートでも軽快な守備を見せる。マウンドに立てば140キロ前半の速球を投げ込む。 昌平は山根 大翔外野手(3年)、櫻井 ユウヤ内野手(2年)の両スラッガーに注目。山根は高校通算21本塁打の左打者で、豪快なフルスイングで投手にプレッシャーを与える。投手も兼任しており、リリーフでは最速146キロの速球を投げ込む。櫻井は埼玉県大会終了まで高校通算22本塁打を記録しており、凡打を恐れない思い切りの良いスイングは恐怖感がある。この2人が爆発すると、打線は勢いづく。
中央学院、健大高崎などセンバツ出場の主力野手は関東大会でも活躍できるか
秋に続いて茨城県大会を連覇した常総学院は大型スラッガー・武田 勇哉内野手(常総学院)が県大会準決勝で本塁打を放ち、順調に状態を上げている。広角にも打ち分け、対応力も高い。昨秋の関東大会3試合で12打数5安打を記録し、ベスト4入りに貢献したが、今大会も爆発なるか。茨城県大会準優勝の鹿島学園は昨秋エースだった中根 健太郎内野手(3年)が野手に専念。4番打者としてチームを牽引し、準決勝の水戸一戦では豪快な本塁打を放った左のスラッガーだ。5番を打つ井上 心大外野手(2年)はシャープなスイングで鋭い打球を飛ばす左の好打者。日本大監督時代に村田修一内野手(元巨人)などを育ててきた鈴木博識監督も「トップからインパクトに入るまでスイング軌道は光るものがありますし、打撃については天才的」と評する逸材だ。 センバツ優勝の健大高崎は箱山以外の野手を挙げると、高校日本代表候補の高山 裕次郎内野手(3年)は広角に打ち分ける打撃は安定感があり、三塁に回った大型スラッガー・森山 竜之輔内野手(3年)の強打、大型遊撃手・田中 陽翔内野手(3年)のダイナミックな守備も健在。群馬県大会より打線の状態を高めることができるか。