〔東京株式〕上げ幅縮小=利食いに押される(12日後場寄り付き)
(後場寄り)後場の日経平均株価は前日比11円49銭高の3万9544円81銭と上げ幅を縮めて始まった。現物の昼休み中に225先物が軟化し、後場寄り付きでは前場に大きく上昇した金融株などに利益確定売りが出て、上値を抑えている。 (前引け)【プライム】日経平均株価の午前の終値は前日比214円81銭高の3万9748円13銭と続伸した。東証株価指数(TOPIX)は26.68ポイント高の2766.36。為替が円安基調となる中で自動車関連株に買いが入ったほか、金利上昇を背景に銀行など金融株も堅調に推移し、株価指数を支えた。 75%の銘柄が値上がりし、21%が値下がりした。出来高は10億9482万株、売買代金は2兆2873億円。 業種別株価指数(33業種)はゴム製品、輸送用機器、サービス業、銀行業、保険業などが上昇した。下落は海運業など。 【スタンダード】スタンダードTOP20は上伸。出来高2億8348万株。 【グロース】グロース250は続伸。グロースCoreは小幅高。 (10時10分)日経平均株価は寄り後もプラス圏で堅調に推移している。先物の買いになびいて大型株が値を上げているほか、業績が市場予想を上回ったリクルートHD <6098> など、「好決算銘柄の上昇も指数を押し上げている」(大手証券)という。一方、アドバンテス <6857> など半導体関連株は、米国による中国への半導体輸出規制への警戒感から売られた米市場の流れを引き継いで売りが優勢になり、日経平均の足を引っ張っている。 (寄り付き)日経平均株価は前日比109円46銭高の3万9642円78銭と上昇して始まった。前日の米株高を映し、景気敏感業種を中心に買いが先行している。