大学受験の「年内入試」で求められる英語力 英検は何級を取っておけばいいの?
文法の土台が大事
英語4技能(読む・聞く・書く・話す)の伸ばし方について、加藤部長は「日本の中高生は、母語で英語のルールを学び、文法の土台をしっかりつくった方が、のちに応用が利き、伸びやすい」と文法の重要性を説きます。 「現在の年内入試の英語筆記試験には、リスニングとスピーキングの要素がほぼありません。文法の基礎の上に成り立つリーディングとライティングの方が、優先順位が高いです」 英語面接を課す場合も、大学側が求めているのは流暢さではありません。「自分の言いたいことを一生懸命伝えようとしているか」「志望理由に論理的な一貫性があるか」といったことを大学側は見ています。 「単語も大事です。部活や課外活動で忙しいでしょうが、1日3秒でもいいから、毎日同じ単語に触れる回数を増やしていくといいでしょう」
朝日新聞Thinkキャンパス