「本当に裕福な人」とそれを装う人の見分け方5つ
昔は、お金持ちの人が一目で見分けがつきました。着る服からレジャーまで、その人にまつわるすべてが、おおむね庶民とはまったく違うものだったからです。 服を着せてくれる召使いを雇えないなら、お金持ちの服は着られませんでした。 実用的なことや、お金をもらえるようなことならスキルはあるけれど、優雅で上品なことはよく知らないという人は、社交界のパーティーや会員制クラブには決してなじめなかったのです。
まるで「お金持ち」のように演出できる
けれども、ここ数十年の間に世の中は変化し、お金持ちかどうかの徴候は、昔より見つけにくくなりました。その要因の1つとして、「インフルエンサー」の登場があります。 インフルエンサーは、ソーシャルメディアで自分のライフスタイルを公開し、写真や動画や絵文字を使って豊かで贅沢なイメージを発信しています。ところが、実は彼らのほとんどはお金がなく、豊かさを装っているだけです。そしてそれはたいてい、見ている人に何かを売るためなのです。 クレジットカードのおかげで、その日暮らしの人でも「お金持ちがやること」ができるようになり、「お金持ちは、服装も行動も違う」という時代は過去のものになりました。 今の世の中は、誰もがTシャツにジーンズ姿。カードにはそれなりの与信枠があるので、優雅な生活を送ることができます(少なくとも、しばらくは)。 こうした世の中で、お金持ちのふりをしている人と、本物のお金持ちとを見分けるには、お金持ちの人の価値観や考え方を知るといいでしょう。
お金持ちは見せびらかさない
本当にお金持ちの人は、自分がお金持ちだということをひけらかしません。理由は簡単で、お金のことが頭にないからです。 お金を見せびらかすことはほとんどありませんし、お金を払うときに、いちいち騒ぎ立てたりもしません。札束と一緒に写真を撮ったり、プライベートジェットのシートでポーズを決めたりもしません。あなたが、ホンダシビックに乗っている写真や、スーパーで買い物している写真を投稿しないのと同じです。 お金持ちの人にとって、お金は空気のようなものですから、お金のことをそれほど真剣に考える理由がないのです。 彼らがお金のことを考えるのは、たいてい、自分がどれだけお金を持っているかを人に知られたくないときです。知られないようにするにはどうしたらいいか、と考えているのです。