王室のタブー? 「タトゥー」を入れている故エリザベス女王の孫 通常時は隠れるように
数多くあるイギリス王室のプロトコル(儀礼作法)は、数え上げればきりがないほど。主な決まりのなかには、次のようなものが含まれている。 【写真】タトゥーを入れている「英国王室の異端児」ユージェニー王女のSNS投稿 ・公務のときに履くストッキングは、ヌードカラーでなければならない ・カラフルなマニキュアはNG ・ハンドバッグは左手に持つこと(右手は握手をしたり、手を振ったりするために空けておく) ・ティアラを着用できるのは既婚者のみ ・フォーマルな場では必ず帽子を着用する ・メイクはナチュラルにまとめる ・人前でコートを脱いではいけない タトゥーについては、入れてはいけないという明確なルールがあるわけではないもよう。ただ、目に見える部分にタトゥーを入れているロイヤルは、最近まではひとりもいなかった。 故エリザベス女王の孫ユージェニー王女は、ロイヤルたちのなかで唯一、人目に触れるところにタトゥーを入れている。ただ、耳のすぐ後ろに入れたごく小さいものであるため、大抵は髪で隠されていると考えられる。
王女のこのタトゥーが“堂々のデビュー”を飾ったのは、エリザベス女王のプラチナジュビリーを祝う感謝の礼拝に出席したとき。入れたのがいつだったのかは、明らかになっていない。 このタトゥーには、どんな意味があるのだろうか──その意味もまた、明らかにされていないが、祖母の女王への敬意を示すものではないかと推測されている。というのも、タトゥーに描かれた「円」が君主の権力の象徴とされる「宝珠(オーブ)」を表わしていると考えられるからだそう。