幻のトヨタワークスエンジン151E【3】6速9000rpmで約230km/hをマーク!
幻のトヨタワークスエンジン151E【3】トヨタ カローラ クーペ 往年のワークスマシンを超えるスペックとなったこのTE27L、実際その走りのポテンシャルは高いレベルにあり、富士スピードウェイのストレートでは6速9000rpmで約230km/hをマークしたという。 【画像17枚】専用の狭角ヘッドを持つレース専用ユニットとして開発された151E型は、2T-G型の2バルブをベースに4バルブへと改修され、専用のヘッドカバーをもつ 誰もが真似できるわけではないが、こうした往年のレーシングエンジンを搭載するというのは、旧車チューンにおけるひとつのロマンだろう。情熱はこうして、いつか形になるのだ。 SPECIFICATIONS 主要諸元 トヨタ カローラ クーペ(TE27-L逆輸入車) ●エンジン:2T-G型改 4バルブ フォーミュラ・パシフィック用(151E 240PS/1万500rpm) ●ミッション:アルテッツァ用6速MT(J160) ●クラッチ : ロッキード製 TWINプレート(7in) ●サスペンション:フロント/AE86 調整式(12K)+TRD製ショックアブソーバー リア/AE86(8K)5リンク フルピローボール+TRD製ショックアブソーバー ●ブレーキ:フロント/APロッキード4ポット+レース用ブレーキローター リア/APロッキード2ポット+AE86スリットローターorレース用ブレーキローター ●デフ:最終減速比4.778+TRD製2WAY LSD ●ステアリング:AE86L ラック&ピニオン ●ボディ:CO2溶接増、スポット増&補強ブラケット追加 ●軽量化:FRP製ボンネット、トランク、オーバーフェンダー。FRP&カーボン製フロントフェンダー、前後バンパー。ジュラルミン製フロントハブ、各部アルミ化(ジュラルミン)エンジンマウント、オルタネーターBKT、オイルポンプBKT、バックプレート、ミッションクロスメンバー、ラジエーター。ポリカーボネート製ウインドー(フロント以外)。ドライカーボン製ドア内張り、ドアミラー。各部にチタンボルト&ナットを採用 ●車両重量:786㎏(冷却水、各オイル、燃料満タン時)、129㎏軽量化(合計140㎏軽量化、ミッションは11㎏増)
Nosweb 編集部
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