アシックス、野球用品縮小 収益強化へ経営資源集中
アシックスが展開する野球用品の縮小を決めたことが29日分かった。グラブやバット、ウエアの販売を2025年9月で終了し、スパイクやトレーニングシューズに絞り込む。近年は主力のランニングシューズで高価格帯の製品に注力するなど、経営資源の集中で業績を伸ばしてきた。重点競技や製品の選別で収益力の強化を加速する。 【写真】ブランド発信に手応え アシックス社長、パリ五輪
現在、米大リーグのダルビッシュ有投手や鈴木誠也外野手、プロ野球の計11人と契約し製品を提供している。今後は「選手の希望に応じてシューズでの契約を継続していきたい」と説明した。 アシックスは23年12月期の連結売上高5704億円のうち海外比率が8割を占める。