11月の千葉県内の企業倒産23件 深刻化する人手不足が停滞感も
チバテレ(千葉テレビ放送)
11月の千葉県内の企業倒産件数は23件で、過去10年間で最も多かった前の月よりも大幅に減ったものの、依然として高い水準が続いています。 民間の信用調査会社 東京商工リサーチ千葉支店によりますと、11月、1000万円以上の負債を抱えて倒産した県内企業は23件で、負債総額は35億5600万円でした。 倒産件数は、過去10年間で最も多かった2024年10月の37件からは4割近く減少しました。 ただ、11月としては過去10年で3番目に多い件数で、依然として高い水準が続いています。 2024年1月からの累計の倒産件数は、2023年の同じ時期よりも19件多い274件に上っていて、年間の倒産件数は2013年以来、11年ぶりに300件を上回る恐れもあります。 こうした状況について、東京商工リサーチ千葉支店は「原材料価格やエネルギーコストの高止まりに加え、深刻化する人手不足が企業の受注活動に停滞感をもたらし始めている」と分析し、「当面、いまの水準の倒産が続くと見られる」としています。
チバテレ(千葉テレビ放送)