【ラグビー】4季ぶり三重復帰のレメキ、宇都宮移転に複雑「みんな寂しいって言ってる」
12月に開幕するラグビー「リーグワン」1部、三重ホンダヒートに4季ぶりに復帰したBKレメキ・ロマノラバ(35)が3日、都内で開幕前イベントに出席し、活動拠点移転への思いを語った。 チームは9月、三重・鈴鹿市から栃木・宇都宮市(主たるスタジアム=栃木県グリーンスタジアム)へ活動拠点を移転すると発表。26-27年シーズンを目指すとしている。レメキは14年から7季在籍。今季復帰したが、2年後には再び街を離れなければならない。「移動すると寂しくなる。鈴鹿はめっちゃ住みやすいし、みんなめっちゃフレンドリー。どこに行ってもみんな友達。みんな寂しいって言ってる」と複雑な表情を見せた。一方で「上を目指すとなると、多分関東にいないといけない」と理解も示した。 前田芳人ゼネラルマネジャーは、1961年の創部から「鈴鹿という場所で63年育ってきた。近年定着して、いろんな人に愛されるチームにようやくなってきた」と活動を振り返った。移転先の宇都宮は、バスケットボールB1宇都宮ブレックスやサッカーJ2栃木SCも活動拠点としており「スポーツが非常に根付いた土地柄」と印象を語った。 今後については「他競技と上手にやっていきながら、三重と同じように栃木をを盛り上げていく。根付かせていくのは大変な作業になる」と見据えた。「鈴鹿に年間数試合帰って、試合をする計画をしている」と構想を明かした。【飯岡大暉】