「ディーゼルエンジン搭載車」は「天ぷら油」で走行できるって本当!? 「仕組み」と「可能性」を徹底解説!
廃天ぷら油でディーゼル車を動かすには工夫が必要?
廃天ぷら油を使用する場合、「下処理」や「ろ過」が重要な工程といわれています。 一方で、バイオディーゼル燃料といって、植物油にメチルアルコールと水酸化カリウムを投入して作られる燃料があります。こちらも、廃天ぷら油を利用して生成できる可能性があり、車の改造がほとんど必要ないといわれています。 植物性の廃食油を使って、バイオディーゼル燃料が安定的に作られるようになると、自然エネルギーによる車の走行が可能となり、廃棄物のリサイクルも行えると考えられます。環境に優しい燃料が作られることで、大気汚染物質の排出がおさえられ、地球循環型の燃料生成が期待できます。
廃天ぷら油を使用すると、どれくらいの燃料費を節約できる?
軽油の小売価格が1リットル155.4円(2024年12月9日時点)として、100リットル必要な場合は、1万5540円の費用がかかります。廃天ぷら油の収集やろ過・車の改造にかかる費用を除くと、100リットルあたり1万5540円を節約できるため、長期間で考えると高額な経費節約になる可能性があるでしょう。 ただし、実際には廃天ぷら油の収集やろ過・車の改造に費用がかかる可能性があります。そのため、軽油にかかる燃料費をそのまま節約できるわけではないようですが、それ相応の経費削減が期待できると考えられます。
ディーゼルエンジンは天ぷら油でも動かせるため、燃料費を節約できる
ディーゼルエンジンは、圧縮熱で自然発火させる仕組みのため、発火しやすい燃料である軽油を使用しています。同様に、天ぷら油も発火しやすい性質があるため、ディーゼルエンジンを動かすことが可能だと考えられているようです。 うまく活用できれば、環境に優しい自然エネルギーとして活用される可能性があるでしょう。 出典 経済産業省 資源エネルギー庁 石油製品価格調査 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部