「クオータ制」導入へ議論促進 超党派議連会長「今国会に試案」
政治分野の男女格差是正のため、議席や候補者の一定数を女性に割り当てる「クオータ制」導入を訴える団体が7日、国際女性デーを前に国会内で集会を開いた。女性参画推進に取り組む超党派議員連盟の中川正春会長(立憲民主党)は、昨年4月の統一地方選で女性議員の割合が増えたことを踏まえ「今国会中にクオータ制の試案をまとめ、各党に伝える」と述べ、与野党に議論促進を呼びかけた。 男女雇用機会均等法制定に尽力し、今年2月に死去した赤松良子元文相のビデオメッセージも流された。「日本の女性の地位は国際的に見てまだまだ低迷している。女性議員の割合の低さが大きな理由の一つだ」との指摘に、拍手が起きた。