U―23日本代表が白星発進 北澤豪氏、初戦から訪れた厳しい試合で「勝って反省」できることは大きい
◆サッカー男子パリ五輪アジア最終予選兼U―23アジア杯 ▽1次リーグB組第1戦 日本1―0中国(16日・ドーハ) 1次リーグB組初戦で、日本は中国に1―0で競り勝ち、8大会連続の五輪出場へ白星発進した。前半8分にMF松木玖生(20)が先制点を決めるも、同17分にDF西尾隆矢(22)一発退場。長い時間を10人で戦う劣勢の中、耐え抜いて大きな勝ち点3をつかんだ。第2戦はUAEと日本時間20日に対戦する。 * * * 大会のどこかで厳しい試合は必ず起きていた。それが初戦から訪れた中で、数的不利の状況で「勝って反省」できることは非常に大きい。あらゆることを、前向きに捉えることができる。 試合の入りは良かったし、先制点は右サイドから素晴らしい崩しだった。アシストした右サイドの山田が落ち着いていた。意図のあるプレーだったし、Jリーグでの調子の良さを出していた。松木も飛び出すタイミング、得点が取れるポイントを知っている。数的不利になってからも、後半にかけて10人での戦い方をチームとして修正できていた。相手のパワープレーに対しても、よく守ってしのげた。 ただし、退場につながってしまったあの行為は気をつけないといけない。普段、JリーグでもVARがある環境でずっとやってきているはず。冷静にならないといけない。黒星スタートになってもおかしくなかった。(スポーツ報知評論家・北澤 豪)
報知新聞社