ティー打撃で調整した明大・宗山塁＝府中市（撮影・児嶋基）

楽天が、ドラフト1位指名した明大・宗山塁内野手（21）に背番号「1」と「6」を提示したことが25日、分かった。24日の指名あいさつで提示したとみられる。 【写真】楽天ユニフォーム姿の明大・宗山塁 楽天の背番号1といえば、2014年のD1位で最多セーブ投手に3度輝いた松井裕樹（現パドレス）が昨季まで付けた番号。背番号6は、宗山が明大で2年春から3年秋まで4季付けてなじみがある。楽天では現在どちらも空き番。これからチームを背負う逸材に誠意を示した格好だ。 最多5球団が競合したドラフト会議から一夜明け、宗山は東京・府中市の明大グラウンドで練習に励んだ。表情一つ変えず指名の瞬間を見守った姿から一転、笑みを浮かべるなどリラックスした様子で「指名の時は落ち着かない感じだった。球団の方にいろいろ思いを伝えてもらい、ちょっとずつ落ち着いてきた」と心境を語った。 東京六大学リーグで歴代8位の通算116安打を放つなど、走攻守の三拍子そろった大型遊撃手。「そこまでの評価をしていただき、すごくうれしい。これからが勝負。大学生活をしっかり頑張って、これからにつなげられたら」。仙台のファンの前でプレーする日を楽しみに、まずは11月2日からの法大戦に集中する。