ドジャース、フリーマンの満塁弾で逆転サヨナラ勝ち 大谷は二塁打&1得点、第2戦は由伸先発
大谷は8回にワールドシリーズ初安打となる右越え二塁打、日本選手10年ぶり
【MLB】ドジャース 6ー3 ヤンキース(日本時間26日・ロサンゼルス) ドジャースの大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、本拠地で行われたヤンキースとのワールドシリーズ(7回戦制)第1戦に「1番・指名打者」で先発出場。8回にワールドシリーズ初安打となる右越え二塁打を放ち、同点劇を呼び込んだ。5打数1安打1得点で打率.277。チームは延長10回にフレディ・フリーマン内野手が1号満塁弾を放ち、6-3で劇的な逆転サヨナラ勝ちを収めた。 【実際の映像】打った瞬間に確信 本拠地熱狂…劇的すぎるフリーマンの逆転サヨナラ満塁弾 1点を追う延長10回2死満塁で、フリーマンが左腕・コルテスから右翼席へ運んだ。劇的すぎる勝利に本拠地は大歓声。騒然とした雰囲気に包まれた。 大谷の待望の一打は1点を追う8回1死だった。救援右腕ケインリーの外角チェンジアップを捉え、右翼フェンス直撃の二塁打を放った。4打席目で生まれたワールドシリーズ初安打。日本選手がワールドシリーズで安打を放つのは2014年ロイヤルズ・青木宣親以来10年ぶりだ。 二塁・トーレスが外野からの返球を弾く間に三塁へ進塁。ベースに到達すると、雄叫びを上げて自軍ベンチを鼓舞した。続くベッツの中犠飛で生還。同点劇を呼び込んだ。 苦しむ中で出た一本だった。初回先頭、剛腕コールの初球95.8マイル(約154.2キロ)に反応したが、中堅フェンス手前で失速。中飛に倒れた。3回2死も初球から積極的に振っていったが、2ボール2ストライクから低めのナックルカーブに空振り三振した。6回無死二塁では遊ゴロ。コールの高めチェンジアップに打ち取られた。 延長10回1死一、二塁で迎えた第5打席は左邪飛。左翼・ベルドゥーゴの好守に阻まれたが、ベッツの敬遠で満塁とし、フリーマンに劇的サヨナラ弾が飛び出した。 ドジャース・フラハティ、ヤンキース・コールの両先発の好投で4回まで両軍無得点。ドジャースは5回1死三塁のスミスの右犠飛で先制したが、ヤンキースは直後の6回1死一塁からスタントンが左翼ポール際へ逆転2ラン。ガーディアンズとのリーグ優勝決定シリーズ第2戦から4試合連続となる一発で試合をひっくり返した。 1点を追うドジャースは6回1死三塁、7回1死二、三塁の絶好機を生かせなかったが、8回のチャンスで同点に追いついた。同点の9回2死一、二塁では救援トライネンがジャッジを遊飛に打ち取った。延長10回に1点リードされたものの、意地の逆転サヨナラ勝ちだ。 26日(同27日)の第2戦では山本由伸投手が先発する。日本投手では2007年レッドソックス・松坂大輔、2017年ドジャース・ダルビッシュ有以来のWS先発となる。
Full-Count編集部