101才「ラーメン銀華亭」の現役女将・天川ふくさん 「すたすた歩けて・肌もツヤツヤ。健康診断異常なし」の秘訣を大公開
群馬県藤岡市の鬼石(おにし)地区は、「冬桜」で有名だが、全国から人が集まる名所がもうひとつある。101才の女将がいまも店に立つ、創業59年の町中華『銀華亭』だ。そのスーパー女将の働きぶりに密着してみると、ご長寿パワーの理由がわかりました! 【画像15枚】101才の天川ふくさんが実際にラーメンを調理している姿、ご家族揃った笑顔、腰痛がよくなったという筋トレ姿などの写真を見る
毎日欠かさず厨房に、ホールに、レジ前に立つ!
“看板娘”として座して接客しているのかと思いきや、厨房でラーメンを作って客席に運び、伝票を書き、お勘定を受け取る。器を片付け、新しいお客さんを迎え……まさに息つく暇もない。「中華鍋を振るのは100才でやめましたが、麺を茹でるのは私の仕事。楽しいから、生きている間は、店に出たいね」(ふくさん・以下同)。
101才で始めた5種の筋トレで「杖いらず」
背筋を伸ばしてラーメンを作り、すたすたと客席まで運ぶ。聴力も視力も発語も、すべて衰えナシ! 「4月に突然、腰が痛くなって、杖をつかなきゃ歩けなくなったの。でも、寝たきりにはなりたくなかったから、息子のすすめで筋トレを始めて、3か月頑張ったら治っちゃった。5種類の筋トレのおかげで、いまは杖はいりません」
腰の痛みも治った!ふくさんが実践している5つの筋トレ
【1】ゆっくり足上げ 椅子に座り、片足をゆっくり上げ、5秒キープして下ろす。両足各10回繰り返す。 片足をゆっくり上げ、5秒キープ 【2】つま先立ち。かかと落とし 壁や椅子につかまり、つま先立ちをして5秒キープし、かかとを落とす(10回)。 つま先立ちをして5秒キープ。転倒しないように気をつけて 【3】つかまりスクワット 足を肩幅に開き、つま先を外に向けて立ち、ゆっくり腰を落とす(10回)。 ゆっくり腰を落として 【4】しゃがみこみ お尻を下まで落としてしゃがみこむ。椅子の座面をつかむと転倒を防げる。10回行う。 お尻をしっかり下ろすのがポイント 【5】ばんざい 両腕を上げ、そのまま手を握ったり開いたり、頭の上で両手を合わせたりを各10回行う。
「腸活」と「自然派コスメ」で若さを保つ
素敵な笑顔とともに目を引くのが、しわはあるけどツヤツヤの肌。「若すぎます」と声をかけると、「85才ということにしましょうかね」と笑う。 「飲食店をしているから、化粧品は無香料のものを選ぶようにしてます。顔も体も乾燥するから乳液やクリームをたっぷりつけます」 食事にも気を使っており、たんぱく質を積極的に摂り、腸活も心がけているという。 「1日に4~5回、少量ずつ食べています。お昼に働いた後の楽しみは、バナナヨーグルトにきなことはちみつをかけて食べること。それから今年は猛暑と、足に痛みがあってできなかったけど、毎日30分くらい草むしりをしています。これも健康の秘訣かしら?」 【ラーメン銀華亭の店舗情報】 住所:群馬県藤岡市鬼石151 営業時間:11時半~13時半LO、17時半~19時半LO(※ふくさんは12~13時勤務) 定休日:日曜(ほか不定休あり) 取材・文/山下和恵 撮影/菅井淳子 ※女性セブン2024年11月21日号