独身29歳女性「月1万円の保険に入っているけど…」万が一に備えてやるべき、お金のこと
若いうちは保険料が安いのは確かだけど…
よく保険は若いうちにしっかり入った方が保険料が安いから良いという意見もあるのですが、私はそうは思いません。たしかに生命保険では若い方が保険料は安いですが、それはリスクが発生する確率が低いということの裏返しです。その発生確率の低いリスクに保険で備えるのか、はたまたリキッド・アセットと公的医療保険(健康保険組合からの高額医療補助など)で備えるのかはそれぞれの人の状況によって異なります。 またライフイベントも決まっていないのに、若いうちから家族がいる人が入るプランに入るのも無駄な保険料を払うことになります。だから、私は実際にライフイベントが確定した時点で、リスクを考えて、必要であれば保険に加入すれば良いと思うんです。保険に入るまで、お金はリキッド・アセットで運用するのがオススメです。ということになるとこのコラムでもクドいぐらいオススメしている「つみたてNISA」だと思います。
フリーランスであるなら医療保険だけは入っていた方が良い
だから、ゴールデンさんも実際にライフイベントが確定するまでは、現状の医療保険で対応して、余剰分はつみたてNISAでの運用ということで良いのではないでしょうか。ゴールデンさんはフリーランスということなので、医療保険は入っていた方が安心できると思います。何故なら一般的に会社員の方が病気になった時に健康保険組合の保障や収入の保障などが充実しているからです。また、確実に自分は長生きしそうと思っているなら、iDeCo(個人型確定拠出年金)での積立を始めると、積立金額がそのまま所得控除にもなるのでオススメです。 沖縄って昔は長寿県で有名だったんですけど、食の欧米化や自動車の所有率が高まって、最近はあまり長寿県とは言われなくなりました。でもそれでも女性は全国で7番目(平成27年厚生労働省 都道府県別生命表より)の長寿県ですから、ゴールデンさんもけっこう長生きしそうです。おめでたいことでもあるんですけど、長生きってある意味リスクなんですよ。生きているとお金がかかるじゃないですか。だけど、身体的に働くのが厳しくなってくるから。そうするとちょっとずつでもiDeCoで備えをしておくのも良いかもしれませんね。