独身29歳女性「月1万円の保険に入っているけど…」万が一に備えてやるべき、お金のこと
保険で儲けようは絶対ダメ
相互扶助なので、基本的に善意でシステムは成立していますが、悪用を試みる保険金詐欺や保険金にまつわる事件もあります。実際の事件もいろいろありますが、二丁目で一番話題になったのは「黒い家」という映画の大竹しのぶさんの怪演です。「黒い家」は保険金詐欺をテーマにしたサスペンスホラーなので、ちょっと痛そうな描写がいくつかあるのですが、それを越えても、あの大竹しのぶさんの演技は一見に値するので、興味のある方はぜひ観てみてください。 私も夏になると勉強のために「黒い家」を観たくなります(勉強って女優志望かよ!)。当たり前ですが、保険で儲けよう、得しようという気持ちはあまり持たない方が良いと思います。万が一のことが起こった際にお金を手当するという意識で保険と向き合いましょう。
リスクあれこれ
ではいつ保険のことを考えるものか? というと、生命保険の場合、多くの人はライフイベントがハッキリするタイミングで保険を考えるのではないかと思います。ライフイベントも人それぞれだと思いますが、一般的には結婚、出産、育児、住宅購入、定年退職などのタイミングになります。 結婚をすると自分や配偶者が万が一の時のリスクを考えますし、出産・育児だと子供自身の抱えるリスクや、養育費がかかる時期に育てる親側にもしものことがあった時のリスクを考えます。住宅購入をすると住宅ローンの返済中のもしものことがあった場合のリスクを考えますし、子育ても終わり、老後で年金暮らしをするようになると、いろいろと負担も減りますが、今度は病気や介護のリスクをよく考えるようになります。しかも今まで言ったリスクも全て共働きかどうか? ということでも変わってきます。 独身のゴールデンさんはまだこの先のリスクがハッキリしないので、保険にピンと来ないのも当たり前と言えば当たり前なのかもしれません。独身の時のリスクとしては自分に万が一の時に備えるのを中心にした医療保険を軸に考えるのが王道ですので、ゴールデンさんの今の方向性は間違えていないと思います。 ただしリスクに対して全て保険で備えなくても良いのです。保険の代わりに貯金や現金化し易い投資商品でお金を確保しておくのも立派な備えです。こういう現金化し易い資産をリキッド・アセットと言います。