『楽天退団』田中将大投手 石井SDから「来期も戦力という言葉は一応もらったが、素直には受け取れなかった」メディア取材に答える
田中将大投手は24日、自身の動画チャンネルで「楽天イーグルスと来シーズンの契約を結ばず、新たなチームを探すことに決めました」と公表。楽天野球団は田中投手について「減額制限を超える来シーズンの提示と共に球団に残るよう慰留したものの本人は難しいとの回答だった」と経緯を説明し、提出する契約保留者名簿に田中投手を記載しないことを明らかにしました。 【写真を見る】『楽天退団』田中将大投手 石井SDから「来期も戦力という言葉は一応もらったが、素直には受け取れなかった」メディア取材に答える そして、26日、マスコミ各社の取材に応じました。 ■「苦しい4年間でした」 Q退団を発表して今の心境は? 田中将大投手: 一番は選手としてやっていく上で、やりがいをどれだけ感じられるかが大きいし、自分はそれを一番に考えていつも決断してきたので。いろいろ本当にたくさん考えました。その中でこういう答えを出すことにしました。 Qプロとしてスタートを切った仙台から離れる思いは? 田中投手: ドラフトでくじを引き当てていただいて入団した球団ですし、一からプロ野球生活をスタートするところを育てていただいて、メジャーリーグに行くタイミングでもポスティングというシステムで球団に認めていただかないと出られないというタイミングでも快く送り出していただいて、感謝しかないですし、2021年、再びイーグルスに戻った時も温かい言葉をかけていただいて戻ってくることができて、自分の中では苦しい4年間で、なかなか期待に答えることができなかったですし、そこは球団に対して、ファンの方々にも期待に応えることができない苦しい4年間でしたけど、球団に対しては感謝しかないです。 ■憶測のような報道が独り歩き Q球団に金額を提示された時の率直な思いは? 田中投手: 憶測のような報道が独り歩きして、こちらも困惑しているんですけど、それに関してはこちらから言うことはない。結果が出なければ下がるし、活躍すれば上がるし、ダメだと思われればカットされるし。ただその中で球団と実質1回提示があったとき15分くらい話して提示を受けて個人的に受けた印象は「もう期待はされていないんだな」最適な言葉が思い浮かばないが、これは出て、新しいところで求められるところでやるのが自分にとって一番だと思うので、そこを一番にいつも選択してきたので、お金だ何だという論調も流れていますけど、一つ思い出していただきたいのが、そもそも21年イーグルスに戻ってくるタイミングの時にイーグルスから出された以上のオファーを蹴って戻ってきているので、そこを思い出してほしい。とにかく期待かけてもらってやりがいを感じるところでやりたいのが一番です。
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