『楽天退団』田中将大投手 石井SDから「来期も戦力という言葉は一応もらったが、素直には受け取れなかった」メディア取材に答える
田中投手: 今後どうなるかは分からないので不安ですけど、自分としてはまだやれると思うし、今年1年投げられなかったことは、なかなかタフな状況だと思いますすけど、体は元気ですし、シーズン後半投げているところはお見せでているので、オフも今のところいい感じで調整して練習も重ねているので、自分の中では来年今年よりもできる。 ■石井SDとの協議は「1回だけ」 Q石井SDは何度も協議を重ねたと話しているが? 田中投手: 1回ですね。1回ですし、石井さんとお会いしたのもその一回だけです。球団に自由契約の意思を伝えた時はいなかったですし。 Q田中投手が一年何もできなかったというのを踏まえても残念なオファーだった? 田中投手: もうイーグルスからはそういう風に見られているからそれが評価だと思いますし、オファーをいただいた事実はありますけど、個人的には実質居場所はないんじゃないかと、直接そんなことは言わないですけど受け取る側としてはそう受け取った。 ■200勝がゴールじゃない Q200勝を仙台で達成したいという思いは? 田中投手: もちろんそのつもりでしたよ。ただやはり、いろいろありますし人生は。うまくいっていたときはいろんなことは気にしなかったでしょうけど、こうして中々うまくいかなかったときほどいろんなことが大事かなと自分では思うので、何とか乗り越えて来シーズンたくさん勝ちたいですし、200が一つありますけど自分の中ではそこがゴールじゃないですしもっとその先があると思っている。 Qやりがいとして1試合でも多く先発のマウンドに立ちたいという思いを総合して決断に至ったのか? 田中投手: 基本的にやらなければ下がるのは当然で、そこは認めて来シーズンはプレーするという気持ちでしたが、やはり球団からいろんな部分で出るしかないなと。交渉事なのではっきりとは言えないですけど。 ■感情的になるのが一番いけない Q苦しんだ1年を良かったと言えるようにしたいとあったが、この1年その思いは強くなった?
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