【ローズS展望】唯一のG1馬レガレイラが堂々主役
「ローズS・G2」(15日、中京) 夏場の充電期間を経てレガレイラが始動する。2歳時には牝馬として史上初めてホープフルSを制覇。3歳春は牡馬クラシックへ挑戦し、ぶっつけだった皐月賞は1番人気を背負い6着、ダービーでも2番人気の支持を集めて5着と力を見せた。デビューから5戦全てで上がり3F最速の脚をマークしているように瞬発力は世代屈指。牝馬同士なら負けられない。 クイーンズウォークは2月のデイリー杯クイーンCを強い内容で勝利。期待された桜花賞は内枠でもまれて案外な結果に終わったが、続くオークスでは4着と奮闘。世代上位の力を証明した。中京は初だが、直線の長いコースは向いている。 サフィラはオークスで13着と大敗したものの、もともと血統的には奥手のタイプ。春は馬体の維持に苦労したが、夏場の休養でひと回りたくましさが加わった。フローラS2着→オークス11着に終わったラヴァンダも、使い詰めだった春から馬体が回復しており、巻き返しに期待がかかる。 オーロラエックスは新馬-1勝クラスを連勝中とまだ底を見せていない。春は深管を痛めてクラシック路線に進めなかっただけに、秋の飛躍へかける思いは強い。ノドの手術を経て良血馬の素質が開花しつつあるフレミングフープなど上がり馬にも警戒が必要だろう。