橋下徹氏『国会議員ふざけるな!』と怒り...報告義務のない“海外視察の費用や活動内容”は「フルオープンにすべき」と主張 政策活動費には「第三者の目&デジタル化を」
「議員側が領収書を出し、その領収書を第三者がチェック」というルールを
―――政策活動費の部分を見ていきます。自民党の裏金問題を受けて、法改正に向けて協議が進められていますが、ルール作りをめぐって自公で溝埋まらずということです。政策活動費の使い道に関して公明党は、公開していこうよということを言っています。自民党は「党勢拡大」「政策立案」など項目ごとに公開。だから橋下さん、自民党としても、この政策活動費の使い道を全部公開しましょうということは現在の協議の段階でも言っていないということですよね? 「ここ、超重要ポイントなんだけど、自民党が仮に公開するとするでしょ。僕が仮に自民党というふうにして、議員の方にいくらいくら渡しましたっていう公開をすると。自民党はこういう案なんだけど、これで騙されたらいけないの。本当は誰が公開しなきゃいけないのかというと、このお金を受け取った側、議員側の方が実際に受け取ったお金を何に使ったかっていうことを領収書を出さなきゃいけないはずなのに、自民党は国民を本当になめとんのかいってことなんだけど、自民党はいかにも、自分たちはお金を出した、その項目は出しますよというふうに言っているが、例えば何か政策の勉強会費として議員に1000万円渡したと仮にするとするでしょ、その1000万円を本当に政策の勉強会で使ったかどうかなんてどうやってチェックするんですか?」
―――わからないですね。議員が勝手に車を買って、その領収書を出さなくてよかったら、自分の車庫に入れたらおしまいという。 「僕ら民間人は全部税務署に目を光らされていて、確定申告するときには領収書を全部出さなきゃいけないじゃないすか。もしね、領収書を一切出さなくてもいいですよって僕らそうなったどう思います?ある意味むっちゃラッキーじゃないですか。何に使ったっていいわけでしょ、税金を納めなくてもいい、ラッキーじゃないですか。国会議員はその特権を手放したくないんですよ。国会議員たちは適切に使ってますってみんな言うんですよ。民間人はそれが通りますか?税務署に対して『領収書出しません。でも適切に経費使ってます』なんて言っても通らないじゃないですか。国会議員の最大の特権で、(政策活動費は)二階元幹事長の場合、5年間で50億円ですよ。自民党の茂木幹事長は1年間で9億円ぐらいでしょ?うん、確か9億円ぐらい、1年間ですよ。領収書も出さなくていいって、こんな金をそんなの認めるべきじゃないってことを一生懸命僕も言ってたんだけど、なかなか力及ばずで変わらなかった」