江戸時代後期に完成した、栗原信充の手による『肖像集』に描かれた藤原行成。行成は能書のみならず、和歌においても『後拾遺和歌集』をはじめとする勅撰集に入集するなど、非凡な才能を見せている(国立国会図書館蔵)。((c) ABC ARC, INC.)前例を踏襲しない道長を支え続けた藤原行成【関連記事】遅咲きだった「陰陽の達者」安倍晴明兼家らに翻弄された「よそ人の関白」藤原頼忠花山天皇の外戚として国政を主導した藤原義懐飲酒で寿命を縮めた藤原道隆陰謀に明け暮れた「七日関白」藤原道兼