クラスメイトを“ばい菌”扱いして鬼ごっこを…いじめに関わった子どもと話す時に気をつけたこと
我が家には、9、7、6、2歳の子どもたちがいるのですが、現在長男は小学3年生。 その日にあったことは、いろいろと自分から話をしてくれるほうだと思っているけれど、小学生になると学校でのことを親がすべて把握できるかというと、そうではなく……。 「学校、行きたくない」わが子の“SOS”から学んだ、小学校生活で習慣にしておくべきたった一つのこと 自分が小学生の頃を思い出しても、高学年になるにつれて、友達関係などで、また違った悩みが出てくる時期だと感じます。 比較的穏やかで、お友達との関わりについても、今まで大きくもめたりすることのなかった長男ですが、ある日、担任の先生から、「今日、学校でいじめのようなことがあり、○○くんもそれに関わっていたので、お電話させていただきました」と、連絡が。 すでに長男はいつも通り帰宅して、お友達と遊びに出かけた後でした。 帰宅した際にも、特にいつもと変わった様子もなく。 そんなことがあったことに、驚いたのを覚えています。 “いじめ”と言われてドキっとしてしまったのですが、そうは言っても、本当に誰にでも起こり得る内容。 親としてもとても難しいと感じた出来事だったので、ここに共有します。 子どもに話を聞いてもらいたくて、心がけたことについてお話しします。
子どもと話す時に、気を付けたこと
話をするときに、気を付けたのは、子どもの目線に戻ること。 今の自分なら、そんな風にはならないとしても、小学生の頃の自分だったら…… 「そんなこと、やめようぜ」と言えるのが、漫画などで出てくるヒーロー的ポジションの対応なんだけど、その場の楽しい雰囲気は冷めてしまう。そうしたら次は、自分がターゲットになってしまうかも。 そう思ったら、きっと、息子のようにまざってしまったかもしれない。 正義のヒーローがかっこいいのはわかっているんだけど、きっと、そんな子ばかりではない。 先生からの「いじめ」という言葉だけに反応して、 どんな状況かも知らないで、正論をぶつける、頭ごなしに叱る。 それでは何も解決しないし、子どもは、これから先、何も相談なんてできなくなる。 今回は、先生にたまたま言ってくれる子がいて、大人が気づくことが出来たけれど。きっと、そうでない場面に出くわすこともあるだろうし、成長するにつれ、大人にばれないようにいろいろ意地悪なことをする子も出てくると思う。 先生だけの話を信じるだけ、子どもの話を信じるだけはよくない。 どちらの話もしっかりと聞いて、自分も子どもの目線に立って、一度、考えてみること。 そして、その上で、自分の経験と重ね合わせて、子どもの経験値ではまだ想像できないであろう、その先に起こりえることや、他の人の気持ちの動き。そんなことを踏まえて、その都度、大切なことを伝えていく。 そんな関わりを繰り返していくことが、子ども達の笑顔を守るために、大切なのかなと思っています。