楽天証でもTOB応募可能に、みずほ証が「復代理人」に選任-連携強化
(ブルームバーグ): 楽天グループ傘下の楽天証券とみずほ証券は17日、株式公開買い付け(TOB)の代理人業務で連携を始めると発表した。楽天証に口座を保有する株主もみずほ証が代理人を務める一部のTOBに楽天証から直接応募できるようになる。
その第1号案件として、みずほ証がTOBの代理人を務めるトモエによるエスライングループ本社のTOB案件で楽天証を復代理人に選任した。今後は需要に応じて、案件を増やしていくという。
今回の連携は両証券の提携関係強化の一環。これまで楽天証の顧客はTOB代理人を務める他の証券会社などに株式を移管する必要があった。今後は、エスラインのようにみずほ証が楽天証を復代理人に選任すればその必要がなくなる。利便性向上や応募株数の増加が見込めるという。
みずほ証と、楽天証の親会社である楽天証券ホールディングスは昨年11月、資本業務提携の強化で合意。オンラインと対面でのサービス向上を目指した連携プラットフォームを構築するため、さまざまな協業を検討するとしている。
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Nao Sano