ガソリン給油は「満タン派」それとも「半分派」!? クルマにイイのはどっち? ガソリンを入れる最適なタイミングと量とは?
ガソリンは満タン派?半分派?
ガソリン価格が高騰する中、多くのドライバーが少しでも燃費を向上させる方法を模索していると共に、給油の量やタイミングについての議論が熱を帯びています。 ガソリンを満タンにするのか、それとも半分だけ入れるのか、どちらの方法がクルマにとって最適なのでしょうか。 今回は、給油に関する様々な視点から最適な方法を検討し、そのタイミングについても解説します。 【画像】「え…!」 これが給油口の中身です! 意外な構造を画像で見る!(25枚)
まず、ガソリンを入れる量については、満タンに入れるべきだという意見と、半分程度にしておくべきだという意見があります。 満タンに入れるメリットとしては、長距離走行や緊急時に備えてガソリンを多めに確保しておける点が挙げられます。 近年、地震などの災害が頻発しており、災害時にはガソリンスタンドが営業していなかったり、ガソリンが売り切れたりしてしまうことがあります。 こうした状況に備えて、ガソリンを満タンにしておくことで、車内で電気や空調を使用しながら避難できるため、危機管理上は理にかなった選択といえるでしょう。 一方で、半分だけ入れる方が良いという意見もあります。 ガソリンの重量は1リットルあたり約0.75kgで、例えば40リットルのタンクの場合、満タンと半分の20リットルで比較すると、重量の差は約15kgになります。 車の重量を減らすことで、燃費が若干向上するという理屈です。 しかし、この差は燃費に大きな影響を与えるわけではなく、実際の燃費向上効果はごくわずかです。 燃費を改善したい場合は、急なアクセルやブレーキを避け、無駄な荷物をクルマから降ろすなど、ガソリンの量よりも運転方法を見直し効率化を図ることの方が効果的です。 ガソリンの量について、実際に都内のガソリンスタンドのスタッフに聞いてみたところ、次のように述べていました。 「ガソリンの給油器は満タンになると自動で止まりますが、それでもさらに注ぎ足して入れようとすると、ガソリンが吹きこぼれることがあります。 非常に危険ですので、ギリギリまで満タンにするのはおすすめしません。 適度に入れるのがベストだと思います」