モナコの新監督ニコ・コバチはアンリの二の舞?【ワールドサッカーダイジェストのザ・ジャーナリスティック】
アンリはたった3か月のみ 。モレーノも7か月の短命に
7月19日にモナコの新監督に就任したコバチ。短命に終わったアンリ、ジャルディム、モレーノらとは異なり、長期政権を築けるか。(C) Getty Images
元クロアチア代表MFで、引退後はバイエルンも率いたニコ・コバチが、モナコの新監督に招聘された。短命に終わったアンリ政権の二の舞を踏むのではと予想する声もあるなか、コバチの到来でモナコはどう変わるのか。(文:フランソワ・ヴェルドネ/訳:結城麻里 2020年9月3日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック フランス』を転載) ―――◆―――◆――― モナコ公国のモンテカルロ地区は世界有数のカジノで有名だが、ここ最近、賭けの対象となっているのが地元のサッカークラブの監督だ。ASモナコの新監督に就任したばかりのニコ・コバチは、いつまで持つか。コバチの後任監督は、誰になるか。ルーレットは回りに回って、さらなるベット(賭け)を待っている。 短命に終わる政権が、このところ続いているのは事実だ。2018年10月20日にモナコで初采配を振るったティエリ・アンリは、
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