甲子園初勝利をあげた霞ヶ浦の選手達（撮影：柳瀨心祐）

　2024年の第106回全国高校野球選手権大会（阪神甲子園球場）7日目は13日、2回戦4試合が行われた。 【トーナメント表】夏の甲子園　大会7日目までの結果一覧 　第1試合は、センバツ8強の青森山田（青森）が、長野日大（長野）を投打に圧倒し、9対1で勝利。前回出場の2017年に続き、初戦を突破した。3回に橋場 公祐捕手（3年）が右前へ2点適時打を放つなど4点を先制した。4回には1番の佐藤 洸史郎外野手（2年）が左越えへ大会第2号となるソロ。7回には3連打などで4点を追加して勝負を決めた。先発の関 浩一郎投手（3年）は104球で1失点完投勝利を挙げた。 　第2試合は、石橋（栃木）が聖和学園（宮城）に5対0で快勝。夏の甲子園初出場対決を制し、聖地1勝を挙げた。先発・入江 祥太投手（3年）は9回まで毎回の11奪三振完封。打っても3安打猛打賞の活躍を見せた。 　第3試合は、霞ヶ浦（茨城）が智辯和歌山（和歌山）に延長11回タイブレークの末に、5対4で勝利し、甲子園初勝利をつかんだ。3対0で迎えた8回に2本のアーチで同点に追いつかれて延長戦へ。10回は互いに無得点だったが、11回表に2点を勝ち越すと、その裏を1点に抑えて逃げ切った。智辯和歌山は前回出場の2022年に続いて、2大会連続で初戦敗退となってしまった。 　第4試合は、滋賀学園（滋賀）が昨夏8強の花巻東（岩手）を5対0で下し、夏甲子園初勝利からの2勝目を挙げて、3回戦に進出した。先発の脇本 耀士投手（3年）は走者を背負いながら、要所を抑えて6安打完封勝利を挙げた。打線も2回に3連打で1点を先制すると、その後に連続適時打で2点を追加。集中打でこの回3点を先制するなど、14安打を放って花巻東を寄せ付けなかった。 　大会8日目の14日は、午前8時から2回戦4試合が行われる。